キネシオロジー/スリーインワン&レイキ                          from シドニー 時々日本
アラブの大富豪 (新潮新書 251) アラブの大富豪 (新潮新書 251)
前田 高行

新潮社 2008-02
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なんとも怪しい雰囲気を醸しだし、いまひとつ様子がわかりにくい、けれど、なぜか惹かれてしまうのが「中東」である。

以前

ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか (青春新書INTELLIGENCE 202) ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか (青春新書INTELLIGENCE 202)
福田 一郎

青春出版社 2008-05-02
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紹介したときにも、次のお勧めとして書いたのがこの本。
『アラブの大富豪』も新書なので、とてもうまくまとまっており、興味をそそられる内に読み終わってしまい、残念な気さえする。

"王族"と聞くと、日本人的には"皇族"と比べてしまいがちだが、なんの、彼らはばりばりとビジネスを行い、むしろ国の経済の中枢であり、彼らの稼ぎで国民は税金のない暮らしが出来ているのである。
そればかりか、世界の経済さえをも動かしている・・といても、過言ではないだろう。

"セレブ"などといって、盛り上がっている場合ではないのだ。

王族に生まれ、そこにはすでに有り余るほどの財産がありながら、彼らはその利息で生きてゆこうなどとはこれっぽっちも思わないようで、早くから大きな元手を如何にさらに大きくするかを、学ぶ。そのケタたるや、初めからスケールが違う。


国に天然資源があり、王族のビジネス手腕が優れていれば、国はこういう"かたち"になるのねと思わされる。
王族のために、国民が汗水垂らして働き、さらにその上前をはねられる・・・という、専制君主的な"かたち"とはイメージは随分異なる。
と思っていたら、

小飼 弾氏が、
そ れにしても、本書を読んで認識を新たにしたのが、アラブの大富豪たちが、いかに最高の「民主主義の敵」としてすごいのかということ。彼らが暴君だからで はない。その逆だからだ。彼らはその富を気前良く民衆にも配る。中東産油国に税金はなく、社会資本もすべて王族が面倒を見てくれる。権利はないが、それ以 上に義務もない。そして王族に優れたものがいれば、民主主義のややこしい手続きなしですぐに辣腕を発揮できる。


と書いていた。

日本の民主主義って、いったいなんだろう?
それぞれの"国のかたち"があり、そして、そこにいる国民のタイプがあるということか・・・

そういえば、ドバイで会社を興した場合、毎年会社登録料を払うだけで事業に対しては無税なのだそうだが、
残念ながら今のところ"永住権"という制度はないそうだ。
ま、そりゃそうか♪

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【2008/11/22 22:23】 | 心の栄養~本・映画・ドラマ
【タグ】 書評  アラブ  中東    
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日本で11月1日に封切りされた『レッド・クリフ』(赤壁の戦い)
レイトショーながら、プレミアシートが取れたので、見に行って来た。
しかも今、映画館から徒歩5分という好立地在住♪
行かねば~

=======

「世の中から『社会』の時間がなくなればいいのに・・・」
学生時代は真剣にそう思っていたし、高校でも、社会の時間になると具合が悪くて保健室にいた。
特に歴史は嫌い。

だがそれは、"丸暗記科目"としての『社会』

近所の古本屋さんで、全60巻の『三国志』を見つけたとき、「あれは売り物ではなくて、飾ってるだけ。絶対売らない。」というお店の人を、「どうせ読んだらすぐに売りに来るから、お願い、売って~」と説き伏せて買い、そのまま船便でシドニーへ持って来てしまった。

=======
さて、映画。
結論から言ってしまうと、もう一言、思ったより遙かに良かった♪

実は、その日はかなり疲れており、そもそも2時間40分もじっと座っていられないと思っていたのだけれど、寝ることも、飽きることもないうちに、Part Iは終わってしまった。

『最後にPart IIの予告があります』という、終了直後のメッセージの後に、ながーいながーいエンディングの歌が流れている間も、席を立つ人は殆ど居なかった。

ジョン・ウー監督の頭には、常に『七人の侍』の映像があるとどこかで読んだが、わかる気がした。
ただ、時代の違いか、CG多様の、独特な"スペクタクル感"
そういえば、トニーが「予算の殆どはCGにいってしまっているんだ」とか言っていた。
戦いの時の血しぶきの見せ方は、なぜかとても気になったのだけど・・・

それにしても、トニー・レオンと金城武のツーショットは、実にゴージャスで、見ているだけでニンマリしてしまう。
しかもその二人が敵ではなく、手を組み、お互い心で話り合うシーンなんて、たまらない。
ジョン・ウーは、男をかっこよく撮ることが出来る監督だと言っていたが、その通り。

当時、周瑜30歳孔明27歳、ほぼ同い年の役者を選んだとも言っていた。
金城くんは、「話が来たとき、孔子役と聞いて、もうすぐ、『やるやる』と言ってしまった」と。
これだけの役の中で、どれをやりたいか?と言われると、どれも興味深い。
私はタイプ的に、やっぱり孔子かな。

でも、孔子にはラブシーンがないから、金城君、つまんない!?
劉備は、中国でもかなりベテランの役者らしく、とてもいい顔をしていた。(好み!?)

それにしても、周瑜と小喬のラブシーンは、今時の日本のラブシーンよりぎごちなかった。
日本で言うなら、2昔前くらいのベッドシーンかな?(^_^;)え?え?え?これで表現したことになるの???という感じ。
「監督に『きれいに撮るから』と言われたので・・・」とトニーは話していたが、
確かに"絵"としては"キレイ"なんだが、エロスがない。
そこだけ、妙にスチールの様になってしまって、感情や濃厚さを感じられなかった。
やっぱり、こういう役は金城君の方が・・・(^_^;)
孔子じゃ、ラブシーンは無いしねぇ。

思いの外良かったのが、中村獅童
実は、彼がこの映画に出ていることを、直前まで知らなかった。
日本でのプロモーションにも、全く出てきていないし、彼が参加しているという情報は、殆どと言っていいくらい、流れていないんじゃないかな?

彼は、あの現場で、よくやれているな~~~と感心した。
中国語も見事だし、戦いのアクションも上出来。
結構良いポジションでやれたんじゃないかと思う。
ジョン・ウー氏の、よく言われる"香港スタイルの撮影"にあれだけ応えてられるなんて、日本の役者としては上出来。
彼にとっても、大きな自信になったことだろう。

シーンとしては、後半の"八卦の陣"が実に見物。  
ここでちょっとだけ動画が見られる →
これは、凄い♪
まるでマジック。
人が切られて、血が飛んで・・・
あまり見たくないシーンのはずなのに、目が離せない。

実は、行く前になって「よく考えたら、戦闘シーンだらけの映画で、死体と血ばっかだな~やめれば良かったな~」という不安を、見事に吹っ飛ばしてくれた。
どころか、
Part Iはすごーく良いところで終わっていて、IIが楽しみ。

あ、はめられてるかも~

三国志をよく知らなくても、上映前に、日本語で簡単な背景解説をしてくれるので、大丈夫。
もしくは、公式サイトで予習しておくのも一手かも。

ちなみに、Part II は2009年4月だそうです。
やっぱり、スクリーンがおすすめ♪

=====

三国志が好きな人に、さらにお勧めなのは、
『墨攻(ぼっこう)』

中国の思想家で、決して攻めることなく、守りの一点張りで戦ってきた墨家の話。
日本人作家、酒見賢一が小説化したものを、中国で映画化
マンガも十分読み応えはある。
こちらはすでにDVDになっている。
酒見賢一を超える原作が中国になかったということだろうか?
私はDVDで見たが、壮大さから言うと、やっぱりスクリーンで見たかったところ。


ここまで来ると、ついでに!?
酒見賢一の

陋巷に在り

もお勧めしたくなってくる。
孔子とその最愛の弟子・顔回の話。
文庫本になっているので、読みやすくなったはず。
まぁ、シャーマンの術比べみたいな話になってくるのだが・・・

これもいつか映画化されるといいな。

Enjoy~♪

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【2008/11/07 22:21】 | 心の栄養~本・映画・ドラマ
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