キネシオロジー/スリーインワン&レイキ                          from シドニー 時々日本

しばらく日本にいるので、つれづれを。
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今回、機内の映画は、そそられるものが少なかった。
三谷幸喜の映画は、2本もいらんよぉ・・・(^_^;)

見たのは1つ。しかも2回も見てしまった。
良かった。
日本では、現在上映中の、

12人の怒れる男』 2007年 ロシア

1957年にアメリカで作られた、法廷ものの代表作と言われる同タイトルのロシア版。
陪審員が、評決するまでの物語。

日本版としては、以下がある。
十二人の浮かれる男
12人の優しい日本人


12人の優しい日本人』は、それこそ三谷幸喜だが(^_^;)、なかなか良かったので、こちらもお勧め。


で、ロシア版『12人の怒れる男』。

題材は確かに"陪審員"であり、被告はチェチェンの内乱で孤児になった少年といかにもロシアらしいが、法廷もの、陪審員ものというよりは、むしろ、

--12人の男の人間愛 の物語--

である。

今をときめくドバイからやってくる彼女が、
メロンのようなおっぱい
・・・って、そんな表現もあるのかー!と感動し(^◇^)

そしてなにより、

法は強くて揺るぎないが、 慈悲の力は法をはるかに凌ぐ

という最後のテロップには、揺さぶられた。
この言葉の意味を、2時間かけて、この映画は語るのだ。


そういえばその昔、ペレストロイカの頃、日本企業が次々とロシアに進出し、
それについて答えたロシア人は、こう言った。


「日本企業は俺たちに、1人分の仕事を、1人でやれと言うんだ。 
でも、俺たちは"人間"だ。
具合が悪いときもあるし、働きたくない日だってある。
それなのに、1人分の仕事を1人に割り当てられたら、人間らしい生活はできない。」

80年代後半、日本は丁度バブル。
日本では、1人で1人分どころか、2人分も3人分も働いて、そして倒れても当たり前だった。
頭から水を浴びせられた気分だった。
そんな考えがあるなんてことさえ、すっかり忘れていた。


そして今、この映画で、彼らは、

陪審員として、単に「正義とは?」を考えるその向こう側に、
チェチェン人であり、ロシア語もうまく話せない被告である少年に対し、
「人間としてどう愛すべきか?」に焦点を当てていったのである。



全体の雰囲気から、最後まで古い映画だと思いこんでいたが、解説を読んでびっくり!?
2007年の作品としては女性陪審員も加えてほしかったが、これもロシアならではなのだろうか?



去年、やはり機内で、グレタ・ガルボの『ニノチカ』(白黒)を見て、これもなかなか面白かった。
そういえば、彼女に雰囲気がそっくりな女性を知っている・・と、ちょっと思った。(知っている人は、知っている!?)

ロシア映画のファンになりそう~

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【2008/10/21 22:19】 | 心の栄養~本・映画・ドラマ
【タグ】 陪審員  映画  日記  
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